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天板リメイクについて:リメイクシートや木目を強調する方法など

2017年5月10日

 元々ある天板をリメイクする方法についてまとめました。天板のDIY的作り方についてはこちらもご覧下さい

塗装を剥がして塗装を塗り直す



 塗装を剥がして新たな塗装をし直すという方法が、天板リメイクとしては一番オーソドックスだと思います。
 塗装を剥がすにはやすりを使います。紙ヤスリでもいいのですが、天板が大きくなればなるほど、塗装が厚くなるほど紙ヤスリだけでは太刀打ちできなくなります。
 電動のやすり(サンダー)を使うか、電動ドライバー(インパクト)用のブラシを使います。私自身、ブラシを使って塗装を剥がしたことがありますが、かなりの労力です。一般的なダイニングテーブルでも1~2時間かかります。

リメイクシートを貼る


 最も手軽な方法を選ぶとすれば、天板にリメイクシートを貼る方法です。前述のようにブラシを使って塗装を剥がす必要がないので、労力を使いません。
 リメイクシートには様々な種類があり、特徴が異なります。

リメイクシート


 いわゆるリメイクシートと呼ばれているものは、柄も様々で、耐水性があるもの、ないものがあります。主に壁紙用が主体ですが、家具や家電に貼れるものもあります。
 裏面はシール状になっていることが多く、貼りやすいのが特徴です。

壁紙


 壁紙は柄が様々なので、選ぶ幅が広いのが特徴です。
 耐水性は基本的にないので、貼った後に耐水スプレーを塗布したり、ニスを塗るなどの工夫が必要になります。
 見た目は良くても、テーブルの天板としては使いにくいかもしれません。

フロア用シート


 クッションフロアなど、フロア用シートは「貼るだけ」のものが多いです。
 耐水性のものも多く、木目調のものが多いのもフロア用シートの特徴です。ホームセンターでは測り売りされていることもあります。
 ですが、表面が「ザラザラ」に加工されているものや、見た目がそのまんま「フローリング」であったりと、いざ貼ってみると「テーブルの天板にはちょっと…」というものもあります。

マスキングテープ


 ダイニングテーブルにはあまり向かないかもしれませんが、あまり水拭きの頻度が高くなければマスキングテープも有りです。今は幅広のマスキングテープもあるので、細々と貼る必要もありません。
 実際にマスキングテープで棚を加工した例はこちらです。
参考:幅広マスキングテープを「貼って剥がせる壁紙」として使用したリメイク法

突板


 本物の木のシール(木目シール)を突板と言います。杉材やタモ材など、元々の木の種類(樹種)によって色も木目も違います。
 値段は上記のシールより高くなるのですが、塗装もできるので、リメイクにはもってこいの材料です。

本物の木で天板を作る


 本物の木を使うことで、木目が強調され、ぬくもりを感じることができます。
 場合によってはリメイクシートよりも安価に済ませることができますので、試してみる価値はあると思います。

突板

 前述のリメイクシートにも書きましたが、本物の木で作る場合には突板を貼るという選択肢もあります。

かんなくずを使う


 かなり好き嫌いが別れると思いますが、突板ではなく、かんなくずを貼り合わせる方法もできなくはないでしょう。
 実際に下記のようにかんなくずを使ってキャンドルライトを作ることもできますし、かんなくず自体で販売されていることもあります。
参考:奥河内玉:Moisson 森のオクリモノⅡ

SPF材


 値段だけでいえばおそらく1、2を争うくらい安上がりの方法がSPF材を使用する方法です。1×4材をハタガネでくっつければ一枚板になります。元の天板はお役御免になるか、元の天板の上に貼るという方法になります。
 ただし、SPFをくっつける場合には、板と板の間に「溝」ができます。SPF材が「面取り」して販売されていることがほとんどだからです。
 溝を作らないためには、「面取りなし材」を買うか、ホームセンターで面取り部分をカットしてもらう必要があります(左右2mm程度切ってもらう)。ただ、面取り部分をカットしてくれるホームセンターは少ないです。

ベニヤ板を天板に貼る


 ベニヤ板の最薄は2.3mm(2.5mm)です。ラワンベニヤとシナベニヤというものがありますが、見た目がキレイなのはシナベニヤです。
 この薄いベニヤ板を天板に貼るということで、一応は「本物の木」で作ることができます。
 ただし、ベニヤは板ではありますが、のっぺりとした印象になりがちなので、好き嫌いが分かれます。サイズによりますが、値段がSPFより高くなることもあります。

ベニヤ板で天板を作る


 ベニヤ板は前述の2.5mmだけではなく、サイズは様々で、厚みの最大24mm(稀に30mm)まで取り扱いがあります。
 24mmにもなれば立派な天板が作れます。
 しかし、前述のようにのっぺりとした印象になりがちな上、横からみると「層」になっていることがひと目で分かるので、好き嫌いが分かれます。
 ちなみにベニヤ板はT1、T2があります。T1の方が耐水性に優れていますので、購入する際は高くてもT1がおすすめです。

集成材で天板を作る


 集成材は前述のベニヤ板よりは高価ですが、後述の一枚板よりは安いという特徴があります。
 上(表)から見ても板が継ぎ接ぎになっているのがひと目で分かるので、ベニヤ板同様好き嫌いが分かれます。

一枚板で作る


 最終的には一枚板で作る方法になります。最も高価な方法ですが、確実に見た目は良くなります。たまにリサイクルショップで一枚板として眠っていたり、他のテーブルの天板としてまだまだ使えるものもありますので、ホームセンターだけでなく、こういった場所も探してみるといいかもしれませんね。

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