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賃貸のDIY方法:のこぎりはNG!?賃貸でOKのDIYは?(公式見解有り)

2017年4月15日

 今回は賃貸でのDIYについてです。
 我が家は転勤族で、以前は鉄筋アパートの1階、角部屋で、部屋を締め切って隣と接していない部屋の真ん中で作業をしていたのですが、木造アパートに引っ越して隣家の音が丸聞こえなことに気付き、DIYのやり方を模索していました。
 今回は音を防ぐ方法をまとめました。最後に不動産を管理している会社の見解も載せております。

音が響くものについて


 DIYをしていて、音が響く分類は以下のようになると思います。

音が特に響く

・のこぎり(手で持つタイプ)
・金槌(手で打つタイプ)

音が響くが工夫次第でどうにかなるかもしれない

・電動ドリル
・電動ノコギリ(ジグソー、丸鋸)
・サンダー

音がしないもの

・接着関係
・塗装関係
 個人的ではありますが、音は上記のような順番になると思います。
 特に音が響くのはノコギリのギコギコ、ギーという音金槌のトントン、という音。これらは低い音であったり、一瞬特に大きな音を出して響くので、アパートやマンションで使う際にはできるだけ控えた方がいいと思います。実際、隣の部屋から金槌を叩く音が聞こえてきてびっくりしたことがあります。
 電動関係は、やはり壁や床に接しながら使うと音が響きますが、クッション性の高いものを噛ませれば比較的マシにはなると思います。また、手動のものより使用している時間が短いため、作業時間が短ければ短いほど、クレームにはなりにくいと思います。
 例えば電動ドリルであれば、下穴を開けるのだけは電動ドリルでやって、ビス(ネジ)はドライバーで回せば、そこまで音が響きません。
 接着や塗装に関しては音が出ませんので、賃貸でも思い切りできます。

音が響かないためにはどうすればいい?

部屋の構造は?

 まず、木造アパートはどんなことをしても響きます。我が家ではトイレットペーパーを巻き取る音でさえ響きます(笑)我が家ほど酷い部屋はそうそうないと思いますが、木造で音の発するDIYはなるべく控えた方がいいと思います。
 また、鉄骨、鉄筋造りのアパート、マンションでも、場所によっては響きます。壁に当てながら電動ドリルでビス留めすれば、それが伝って他の部屋に音がしますので、場所も考えて作業をする必要があります。

どこでDIY作業をすればいい?

ホームセンターの工作室

 DIY作業としては、ホームセンターの工作室があるところがベストです。工作室は店員さんに木材カットをお願いできるものだけでなく、自分で作業ができるものがあります。

公民館

 こういったものがない場合には、公民館で木工作業ができる部屋を貸し出していることもあるそうです。私の住んでいる自治体にはありませんでしたが、「木工作業 公民館」でしてみるといいと思います。

レンタル工房

 これらがない場合には、工房を借りるという方法があります。「レンタル工房」「DIY作業場レンタル」などで検索してみると、検索結果があります。ただし、2~4時間で3,000~10,000円なので、ホームセンターや公民館より割高とも言えます。

手直し程度を部屋で作業する

 これらすべてがダメだったり、ちょっとした手直し程度であれば、時間と部屋を考えて、家での作業になります。

部屋で作業する場合は場所と時間が重要


 部屋で作業する場合には場所も重要です。
 ベランダで作業する方もいらっしゃいますが、個人的にはNGだと思います。音もしますし、木くずも飛びます。意外とベランダの音は四方に響いていますので、おすすめできません。
 部屋の中で作業する場合には、部屋も重要です。寝室の場合、階下も寝室の場合が多いですから、響いてしまうと下の階の方に申し訳ないですよね。敷いていえば洗面脱衣室やキッチンあたりであれば、音がしてもまだ許せるかもしれません。ついでリビングになると思います。作業する際には防音マットがあると、なおいいと思います(防音マットがあっても、低音は特に響きます)。
 時間帯は10~16時あたり。それでも、夜勤で昼間寝ている方もいらっしゃるので、注意が必要です。
 また、毎日作業する場合には周囲に周知しておいた方がいいです。「DIYが趣味で音を出すこともあるので、うるさいければ直接おっしゃって下さい」と。言われているのとそうでないのでは、隣家としても気持ちが違います
 逆に、作業時間が1日10分足らず、週に1回も作業をしないというのであれば、周囲にお住まいの方も許容してくれるのではないでしょうか。

自分の発するDIYの作業音が聞こえているか確認する方法


 ここまで書くと、自分がどれだけ音を出しているか、気になってしまうと思います。
 自分が発している音がどれだけ響くのか、簡単にチェックする方法があります。

・隣の部屋、上の階の音が聞こえている場合には、自分の出す音も聞こえている
・部屋を締め切って作業をした場合に、その音が隣の部屋に聞こえていれば、自分の音は周囲に漏れている

 我が家の現在の木造の部屋は、隣の部屋が掃除機を掛けて、それが壁に当たった「コツン、コツン」という音も聞こえていますし、ノコギリを試しに切った際、隣の部屋まで「ギコギコ」という音が振動のように聞こえましたので、部屋でのDIYを諦めました。

最終手段として

 我が家の場合、上記のように部屋で作業ができず、またホームセンターで切ってもらうのを忘れていたため、最終手段として車の中で作業をしました。
 後部座席がフルフラットになるので、そこで手ノコで木材をカットしたのですが、外から見ていた主人いわく、「音は漏れてるし車が上下に動いていたよ(笑)」とのことでした。木くずも舞うし、汗はかくし、あとからの掃除機もめんどくさかったです。
 それでも、賃貸のDIYの最終手段になるのではないかな、と思います。我が家はカーインバーターもあるので、いざとなったらこれで掃除機もかけようかと思っています。

不動産を管理している企業側の見解について


 我が家は大東建託に住んでいるのですが、たまたま大東建託公式マガジン「Go.Ro.Ne」春号(VOL.30)がディアウォール特集で、紙面でインパクトドライバーの使用をしており、おすすめグッズにノコギリを紹介していたので、賃貸で使用が可能なのか問い合わせをしてみました。
 回答は以下のようになりました。

 お部屋の中でインパクトドライバーも、のこぎりも使用することは可能です。
 しかしながら、インパクトドライバーは使用の際に打撃が加わることで大きな音が出たり、のこぎりも使用の際に音が出ます。
 よって、使用の際は窓や扉を閉めたり、シートや緩衝剤で床や壁をカバーすることで、発生する音もだいぶ抑えられると思います。
 また、使用する時間帯も早朝や夜間などを避け、日中のお時間に配慮いただけますと幸いです。

 つまり、大東建託であれば日中、緩衝材をすることで使用は可能ということです(とはいえ、我が家は響きすぎるので前述のように車内での作業になっていますが…)。

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