目次
屋内ビオトープをリメイクしました
前回は棚について書きましたが、今回は棚に入れた水槽についてちょっとまとめてみました。主人がどうしても飼いたいと言っていた魚ですが、ホームセンターで値段を見て、メダカになりました。
メダカって1匹30円で売られているんですね。安いです。
主人は「魚を飼う」ということが夢だったらしいのですが、「どうせ飼うんだったらビオトープがいい」との私の意見も通してくれて、間を取って「水槽でメダカのビオトープを作る」ということになりました。
ビオトープについて
ビオトープというのは、人工的に作られた生態系のことです。池だけを作るのではなく、植物も一緒に育てることで、虫や鳥、微生物が集まり、空気を送り込んだり、餌を上げたりという人工的な作業が必要なくなる、というイメージです。専門家ではないので、イメージだけしか伝えられないのですが…。
私がただの水槽ではなくビオトープにこだわったのは、水槽で魚を育てる場合、温度管理やら餌やらが面倒だったためです(笑)ビオトープは最初だけ作り込めば、餌やら温度管理やらはほとんど必要ありません。
屋内ビオトープ(室内ビオトープ)について
ビオトープというと、通常は屋外に作るものです。今回は屋内に作ったため、外部から虫・植物が侵入しないのがメリットでもありデメリットでもあります。外にビオトープを作ると、カエルが住み付いたりします。
屋内ビオトープリメイクのbefore

屋内ビオトープリメイクのafter

顔が反射してしまうので夜にライトアップして撮影しました。
ライトアップはこちらの材料を転用しました。100均ですが、十分明るいです。
屋内ビオトープリメイクの材料費
・寿工芸 クリスタル水槽 KC-600S・赤玉土 14L
・ホテイアオイ
・Tetra Werke テトラ キリミン(メダカの餌)
・黒メダカ 50円×5=250円
・メダカ 30円×5=150円
【基本の材料費計】2,956円



【おまけ(これらは入れなくてもビオトープとして成立します)】
・エビ 48円×10匹=480円
・ドジョウ 240円×4匹=960円
・砂 748円(赤玉土が大粒のため、隙間に入り込んでしまうメダカがいたため)
・すくい網 135円
・植物(シペラス ズムラ、コーディライン グリーンストライプ) 160円×2=320円(ホテイアオイがあれば不要)
・カルキ抜き(本来のビオトープであれば必要なし) 398円
・水中ウォーターポンプ
・ポンプ用チューブ 94円
・竹 元々あったもの=0円
・枝(流木風) 拾ったもの=0円
・石 拾ったもの=0円
【おまけの材料費計】3,625円




屋内ビオトープリメイクの道具代
屋内ビオトープをリメイクするのに必要な道具です。屋内ビオトープリメイクのその他消耗品代
屋内ビオトープをリメイクするのに必要なその他の消耗品などです。屋内ビオトープリメイクの作業時間
作業時間は丸一日かかりました。とにかくレイアウトが楽しいです。水の濁りもあったため、どういう配置なら濾過っぽいことができるのか、植物の根があれば濾過は可能か…など考えて作業していたら一日があっという間でした。屋内ビオトープリメイクにおいて、参考にさせていただいたサイト様
メダカの飼育♪絶対失敗しない!ビオトープの作り方は?|ココロエ知識箱さんビオトープの作り方は色々ありますが、こちらのサイトさんが一番わかりやすいです。私が作ったビオトープは上記サイトさんを参考に作りました。
屋内ビオトープリメイクの作業手順
赤玉土を水槽に敷く

赤玉土を水槽に敷きます。60cmの水槽ですが、7L程度使用しました。
赤玉土は植物を生育させるために使われるのですが、水は濁ります。下記のサイトさんの説明では小石を推薦しています。私自身、赤玉土を入れたあとに知りました。
参考:やってはいけない三原則その1 「土を入れる」
赤玉土に熱湯をかけるが…
上記のサイトさんでは赤玉土に熱湯をかけています。私もかけましたが、熱湯をかけていない方も多いです。土の消毒のためです。
水槽自体もガラスで熱湯にも弱いので、やらなくても大丈夫だと思います。
水を入れる
自分の好きな量まで水を入れます。メダカ1匹に1Lが目安とのことです。
赤玉土が入っているため、水は相当濁ります。
ポンプを設置する

メダカビオトープの場合、ホテイアオイを入れておけばポンプは必要ないと言われています。
我が家の場合には、後述のように植物を配置したので、そこに水が当たるように吸い上げポンプを使用しました。Amazonで購入した噴水ポンプ

ちなみに、最終的にポンプはこのように竹に穴を開けて、「雨」のように降らせる形になりました。
石・植物で飾り付ける

メダカビオトープの場合にはホテイアオイのみでもOKですが、私が植物が好きなので(だからビオトープにした)、植物が映えるようなレイアウトで石や植物を配置しました。
カルキ抜きを行う
本来はカルキ抜きの作業が必要です。水槽ごとベランダや日の当たる場所で1週間~10日置いておくのがベストなのですが、我が家の場合、既にメダカを購入していたので、時間短縮のためにカルキ除去剤を使用しました。
また、カルキ除去剤を使用しても、結局は水の濁りが消えないので、半日以上放置しておく必要はありました。
なんちゃて簡易フィルターを作る





あまりに濁りが酷かったので、なんちゃってろ過装置を作りました。
ミニ植木鉢に排水溝ネットを被せて、スポンジ+ゼオライト+小石(すべて材料外)で簡易濾過しています。なくても1日あれば濁りはなくなりそうな感じはしますが、急ぎ濾過する必要があったので…
メダカの投入
水の濁りが落ち着いてからメダカを投入しました。
餌やりについて
バクテリアさえ住み着けば、餌やりは基本的に不要なので、最初だけ餌やりをしてあとは餌をほとんどあげない、という方も多いです。
普通の水槽でメダカを育てる場合には1日2回なので、段々回数を減らして、週1回程度で済むようになるのが目標です。
その他
メダカビオトープの場合には、メダカとホテイアオイのみでもOKですが、水の中に動きが欲しかったのと、水の濁りを取るためにエビ&ドジョウを投入しています。
エビは最初ドジョウと同じ4匹でしたが、あまりに小さすぎたので10匹に増やしました。
ドジョウは動きが愛らしかったので購入。メダカ以上に動き回っています。
屋内ビオトープリメイクで出た処分品
屋内ビオトープリメイクをしてみて
最初は「メダカなんて…」と思っていましたが、夫婦ふたりでハマりました(笑)おかげで夫婦で出かけることも多くなり、夫婦で川に石を探しに行ったり、メダカを買いに出かけたりするようにもなりました。
また、夫婦で水槽の前に座って眺めるようになり、「ずっと正座もきついから、ソファを早く買おう」と、家具について話し合うようにもなりました。
そして何より、メダカたちに癒やされています。
メダカ自体は飼いやすい魚なので、試しに初めてみるものもいいと思います。部屋の中心にもなります。