我が家には赤ちゃんがいるのですが、和室にジョイントマットを敷いて子供の遊び部屋にする計画でした。
そこで問題になるのが「ベビーゲート」。和室の引き戸の幅(約180cm)に突っ張るタイプの幅広ベビーゲートを設置するつもりだったのですが、我が家には猫もいます。ベビーゲートには高さのあるものはなく、猫が飛び越えてしまう懸念がありました。
これを解決できるのが「ベビーゲート」ではなく「猫脱走防止ドア」になると思いますが、これはこれで既製品は高い…
ということで、今回はラティスを使ってベビーゲート兼猫脱走防止引き戸を作ってみました。
目次
ラティスで引き戸を作ってみた結果
まずは結果から。
ラティスで引き戸を作ることはできます。
ベビーゲートとしては優秀で、和室の中の様子が見られますし、ぴったりサイズなので外れることもありません。
問題は猫です。猫についてですが、ラティスで爪研ぎをしますし、よじ登ってしまいました…完全に想定外でした(元々キャットタワーにしか登らないし、キャットタワーで爪研ぎをする猫だったため)。
もしラティスで猫の脱走防止扉を作るのであれば、よじ登りにくい縦格子タイプのラティスをおすすめします(それでも、爪とぎ問題はあります…)。
ラティスは引き戸として使えるか
我が家ではラティスを使って引き戸にしてみましたが、ポイントになる点がいくつかありました。
引き戸の高さに合わせてラティスのサイズを調整する必要がある
ラティスは規格サイズで1800mmか1890mmが多いように思います。対して引き戸などの建具は2000mm程度。この高さをどうやって調整するかです。
今回は1800mmのラティスに約90mmの2×4材を2本、それにレール部分に15mm各の木材を足して高さを合わせました。
幅はラティスの方が広い
また、幅に関してはラティスが900mm、引き戸が80mmmなのでラティスの方が広くなっています。出入口が狭くなります。
厚みの問題
一番の問題はラティスの厚みだと思います。ラティスの厚みはメーカーによって30~40mmと幅があります。厚みによっては設置できないということもあるかもしれません。
(参考)「襖縁(ふすまの枠)」「障子」という選択肢もあった
以上のように、ラティスは主に「高さの調整」が面倒というデメリットがありました。
我が家で他に検討したのは「襖縁を買って中に枠なしラティスをつける」「障子枠を購入する」などがありました(どちらも手に入りにくいですが…)
参考になればと思います。
ラティス×引き戸をリメイクしました
ラティス×引き戸リメイクのbefore
ラティス×引き戸リメイクのafter

ラティス×引き戸リメイクの材料費
高さ201サイズ【扉本体】

・カインズ ラティス 約90×180×3.4cm 約2,000円×2枚
・2×4材 182cm
【レール部分】
・桧材 1.5×1.5×182cm
【塗料】
・水性ステイン
・キシラデコール
【接続部品】
・木工用ボンド
・ビス
・金属板
ラティス×引き戸リメイクの道具代
ラティス×引き戸をリメイクするのに必要な道具です。・電動ドライバー
ラティス×引き戸リメイクのその他消耗品代
ラティス×引き戸をリメイクするのに必要なその他の消耗品などです。・刷毛
ラティス×引き戸リメイクの作業時間
乾燥時間を含めなければ1時間程度ラティス×引き戸リメイクにおいて、参考にさせていただいたサイト様
ラティス×引き戸リメイクの作業手順
ラティスの幅に合わせて木材をカットする
ラティスの幅に合わせて2×4材と桧の角棒をカットしました。
カットした面はやすりで整えました。
塗装する
切った木材は、別のDIYで余った水性ステインとキシラデコールで塗装しました。ラティスの色とはちょっと違いますが、愛嬌ということで…
レール用木材と高さ調整用木材をつける


レール用木材である桧の角棒を2×4材にボンドを塗り、下からビスでとめました。
このときレール用木材は真ん中ではなく、片側に寄せて固定しました。
高さ調整用木材とラティスをつける

先ほどの高さ調整用木材である2×4材にボンドを塗り、金具で接続しました。

ちなみにラティスにも裏表があるようで、タッカーが見えている部分がおそらく裏面だと思われます。この部分は和室側にし、リビングからは表面が見えるようにしました。
レールに嵌め込んで完成

あとはレールに嵌め込んで完成です。
ラティス×引き戸リメイクで出た処分品
元々あった引き戸は納戸にしまいました。ラティス×引き戸リメイクをしてみて
主人が「ラティスが強化されるから」という理由で2×4材を上下に配置しましたが、2×4材2本は下にまとめた方がよかったと感じています。一つは見た目。視線の問題で、下部よりも上部に目が行くので、上に色違いの木材があると気になってしまいます。
次に重心。ラティスは軽めですが、2×4材はラティスと比較すると重さがあります。重たい木材が2本下部にある方が安定します。
ボンドでがっちり固定してしまったので修正は難しいですが、再チャレンジしたい部分です…