デコボコベースという塗装下地材が流行っています。
下地に塗るだけでデコボコな質感を表現できる優れものです。
目次
デコボコベースはどんな表面になるの?
質感のイメージとしては、レンガの表面や素焼きの鉢のような感じ。上記の写真のような感じです。日本風でいえば珪藻土のような表面を表現できます。
一応公式には「ケーキのホイップのように自由に下地面を演出します」とありますが、ホイップというのは塗料の固さで、実際に塗っているとホイップ感はなく、珪藻土を塗っているような感じです。
デコボコベースの成分は?
デコボコベースの成分は合成樹脂(アクリル・シリコン)、水、顔料、珪藻土、防カビ剤となっています。
珪藻土が含まれているので、デコボコな質感を表現できます。
デコボコベースの値段は?
デコボコベースは500mlで1,000円弱です。練り済みの珪藻土で5kg当たり5,000円というものもあるので、珪藻土と比べると若干高めになっています(ただし、珪藻土の上にペンキを塗るというのは聞いたことがないので、使用するならデコボコベースの方が間違いないです)。
デコボコベースの上に塗るペンキは?
上に塗るペンキは「水性塗料」を勧めています。
デコボコベースの使い方は?
刷毛やヘラで塗ります。厚みは3mm以内です。
乾燥後、表面は固くなります。表面をサンドペーパーで削るとよりアンティーク風になります。
デコボコベースの乾燥時間は?
夏は2時間、冬は4時間です。厚みが1mm以上の場合、中が完全に乾燥するまで1日以上かかります。
デコボコベースの代替品は?デコボコベースなしでデコボコな下地にする裏技
デコボコベースは下地材との接着もよく、更に上から塗装もできるので、下記の代替品はデメリットもあります。
ただ、デコボコベースはまだAmazonでも取り扱いがないので、手に入らないという方は下記の代替品も試してみる価値はあると思います。
上記の写真はデコボコベースを使用した発泡スチロールです。元々もデコボコなので見分けがつきにくいかもしれません…。
セメント
ダイソーのセメントを使用。表面はデコボコベースのようになります。
メリットとしては、500gで100円なので、デコボコベースよりは安価になります。
デメリットはいちいち自分で練る必要があること、色がデコボコベースよりくすむこと、乾燥時間が夏24時間、冬48時間と長時間であること、セメントなのでデコボコベースより重くなること、紙ヤスリで削ると粉が発生するなどが挙げられます。
紙粘土
軽い紙粘土を使用。
メリットとしては軽いこと。デコボコベースと同じくらいの重量になります。乾燥時間も早いです。
デメリットはデコボコベースほど「ザラッ」とした表面にならないこと(滑らかになる)、下地(今回は発泡スチロール)との接着が悪いことが挙げられます。