最近話題になっているのが「ソーホースブラケット」。「なにそれ」と思われる方も多いと思いますが、「おしゃれなカフェの前や観光地等の前によく置かれている木製でできた自転車スタンドで、サドルの部分を引っかけて自転車を立てかけるタイプのもの。ロードバイク(高そうな自転車)がよく掛けられているヤツ」というと、なんとなくイメージできる方も多いと思います。
実はこれ、自転車スタンド(自転車ディスプレイ)以外にもDIYでは活用できるアイテムなんです!
目次
そもそもソーホースブラケットってなに?
ソーホースブラケットは「SAWHORSE BRACKETS」と書きます。ブラケットはそのまま「被せるもの」というイメージが湧きますが、問題はソーホースの部分ですよね。ソーホースは「木挽台」つまり「板を切るための台」です。とはいえ、ソーホースも木挽台も、あまり日本では馴染みのない言葉ですよね。なので用途も分かりにくいと思いますが、ソーホース2つの上に丸太や板、木を置いて切ることが多いようです(今調べました・笑)
ソーホースブラケットを使うメリットは?
2×4材をはめ込むだけで脚が完成!
一番のメリットは、なんといっても2×4材を「はめ込むだけ」という手軽さだと思います。
好きな長さに切った2×4材をはめ込んでビス留めするだけなので、脚の長さを計算するだけで脚が完成します。
施工が簡単!
今までのDIYでテーブル等の脚を考える場合には、高さ以外にも様々な「補強」を考える必要がありました。
しかし、ソーホースブラケットなら2×4材をはめ込んで規定の位置にビス留めするだけ。自転車スタンド程度であれば30分あれば完成です。
耐荷重が高め
耐荷重は400SHBで135kg、300SHBは180kg
と、耐荷重は高めに設定されています(リンク先参照)。
ソーホースブラケットの注意点は?
接地面が斜め
ソーホースブラケットは「斜めに木材と取り付ける」という点から、接地面は「平」ではありません。
角度は20数度切ることでまっすぐにすることができますが、「一手間かかる」と考えるとちょっとめんどくさいかもしれません。
自転車スタンド程度であれば、あまり気にならないレベルだと思いますが、ダイニングテーブルや机等になると、「少しでも安定していた方が…」と思うかもしれません。
より頑丈にするには補強が必要
自転車スタンドでも、観光地等で見かけるものには、ソーホースブラケットで作った三角形の脚の間にもう1本板を通して補強しているものもあります。自転車スタンドでさえ補強しているので、それより大型なもの(物干し、ハンモック等)、より繊細なもの(テーブル等)を作る場合には、二重三重に補強しておいた方が間違いないでしょう。
ソーホースの使い方は?
私は自転車スタンドを作るためにソーホースブラケットを購入したのですが、DIYでは多方面で活躍してくれると思います。
ディアウォールのときと同じように、下手ですがイラスト化してみました。
自転車スタンドとして
最近のメジャーな使われ方が「自転車スタンド」です。サドルの部分をソーホースブラケットで通した部分に「引っ掛ける」のが主流です。
テーブルの脚として
DIYで一番活躍するのが「DIYでつくるテーブルの脚」だと思います。
ソーホースブラケット1組(2個)だけでもそれなりに頑丈なテーブルが作れますから、天板を置けば子ども用ローテーブルの完成です。この場合はあくまで小さなローテーブル程度にとどめておくのがベストです。
より大きなテーブルにするのはソーホースブラケット2組(4個)を使って四隅に「脚」を配置し、天板を置くというものです。前述の方法より、安定したテーブルを作ることができます。
特に今のテーブルが身長に対して高すぎるor低すぎるという方は、ソーホースブラケットで長さを調整した脚でテーブルを作れば、自分たちにぴったりのテーブルを作ることができます。市販の「脚」を買わなくても安上がりでおしゃれです。
また、ダイニングテーブルだけでなく、上にベニヤ板やコンパネを置いただけの「作業台」としても使い勝手がいいでしょう。
応用として、花台、ローチェア等にもできます。
作業台として
作業台で木を切るのが本来のソーホースの使い方です。天板を乗せないでおく、または外せるようにしておけば、ペンキを塗るとき、ビスを留めるときなどの作業時にも役立ちます。
看板として
家の前に三角コーンって、ちょっと味気ないですよね。ですから小さめのソーホースを作って、三角コーン代わりにすることもできますし、「看板」のようにすることもできます。ナンバー隠しにも使えますね(最近はgoogleのストリートビューで車のナンバーが撮影されることもあるので(モザイクが甘いときもある)、看板でナンバーを隠しておくことは有効)。
また、これを作っておけば、車のフロアマット等を干すのにも使えます。
物干しなど
「脚」の長さが自由に設定できるのがソーホースブラケットと2×4の強みです。ですから、脚の部分を長くすれば物干しとして使用することも可能です。
ただし、これくらいの大型のものになると、サイド等に補強が必要になり、庭等への埋め込みも必要です。また、屋外で使う場合には腐らないように塗装も必要です。
同じようにブランコを作ることも可能なようですが、あくまで自己責任でお願いします。
ソーホースブラケットを使ったDIY・リメイクアイテム
他サイトに投稿したものですが、自転車スタンド(1人用)はこちらです。
・【自転車スタンド】ソーホースブラケットで簡単!1,500円未満で作れる1人用自転車スタンド
ソーホースブラケットの販売店は?
ソーホースはホームセンター等で取り扱いがあります。金具売り場ではなく、木材売り場を探した方がいいと思います。
私達は3店舗目でようやく見つけたので、探すのがめんどくさいという方はAmazonや楽天市場で購入した方がいいと思います。