男前インテリアのリメイク術では、塩ビ管(塩化ビニルパイプ)はおなじみですね。
私もいつかは塩ビ管を使ったリメイクをしてみたい、と考えていましたが、この度ようやく機会に恵まれたので、塩ビ管のメリットデメリットなどをまとめてみたいと思います。
目次
塩ビ管を使ったリメイク法は?
塩ビ管のサイズについて
塩ビ管でリメイクする際には、「塩ビ管」と「継ぎ手(パーツ)」を組み合わせます。
塩ビ管のサイズは様々で、13mm、16mm、20mmなどがあります。いずれも「内径」なので、「外径」は一回り大きくなります(例:13mmの塩ビ管の外径は18mm)。
更に継ぎ手(パーツ)はこの外径より更に大きくなります(例えば13mmのエルボは外径24mm)。設計する際には「呼び径と外径が異なる」と頭に入れておきましょう。
塩ビ管を切るには?
塩ビ管をカットする際には、専門の道具「パイプカッター/エンビカッター」が存在します。しかし、専門道具となってしまうので、汎用性がありません。
継ぎ手(パーツ)は無理ですが、塩ビ管本体であればのこぎりで切ることもできなくはないです。
塗装について
塩ビ管に直接塗装することもできますが、私はやすりで傷つけて凸凹を付けて、更にミッチャクロンを塗布してから塗装をしています。
部品ごとに塗装し、後から組み立てると塗装の分だけ分厚くなって組めなくなってしまうこともあるので、全部組んでから塗装した方がいいかもしれません。
接着について
塩ビ管と継ぎ手は押し込むだけでもある程度くっつきますが、よりしっかりくっつけたいのであれば、塩ビ管の先の数センチに薄くボンドを塗っておくと、びくともしないくらいにくっつきます。
塩ビ管を使うデメリットは?
継ぎ手・パーツが割高
塩ビ管本体は安いのですが、継ぎ手を多く使うDIY・リメイクになると割高になります。塩ビ管(径にもよりますが)が1~2mで200~300円に対し、継ぎ手は1個50円程度となります。継ぎ手4個で塩ビ管以上の値段になるので、複雑な構造にすればするほど割高になってしまいます。
例えば、塩ビ管でワゴンを作るのと、ダイソーのスチールラックでワゴンを作る場合、棚板の枚数次第ではダイソーのスチールラックの方が安くなる可能性があるのです。
塩ビ管を使うメリットは?
塩ビ管自体は安い
前述のように、パーツは高めですが塩ビ管自体は安いので、単純な構造でリメイクをするのであれば市販品より安くなります。
逆に複雑な構造(チーズやエルボ、キャップなどを複数個使わなければならない構造)にすると、市販品を買った方が安くなる可能性があります。
ホームセンターで手に入りやすい
塩ビ管はだいたいどこのホームセンターにも置いてあります。しかもパーツも必ず置いてあるので、手に入りやすいリメイクアイテムの一つといえるでしょう。
しかも品揃えのいいホームセンターでは、1mや2mなど、短くカットされた塩ビ管の取り扱いがあります。このサイズであれば車がなくても持ち帰りしやすいというメリットがあります。
設計しやすい
塩ビ管は設計しやすいです。塩ビ管とパーツを組み合わせるだけで形を作れるので、複雑な構造でなければホームセンターで商品を見ながら組めるくらいです(あまり長い時間同じ場所にいると、店員さんや他のお客様の迷惑になるので、設計しておくのに越したことはないですが)。