目次
ディアウォールってなに?
ディアウォールとは、市販の2×4材で簡単に柱が作れるものです。
賃貸でも簡単に柱を作ることができます。
柱を作ることの利点は?
柱を作ることで壁に穴を開けることなく、時計をかけたり、ポスターやカレンダーをかけたりすることができます。
ジャケットや帽子を引っ掛けるハンガーラック代わりに使うこともできます。
柱以外に何か作れるの?
柱と柱の間に板を置くことにより、「棚」を作ることができます。組合せ次第で「壁面収納」を簡単に作ることができます。
例えば、以下のような棚を簡単に作ることができます。
ディアウォールとディアウォールの間に1本の2×4材を通す
柱と柱の間に2×4の板を通すことで棚板を簡単に作ることができます。この場合、棚板の奥行きは89mmになります。
カウンターキッチンにちょっとした壁を作りたい、というときにぴったりのサイズです。
漫画本(幅112mm)や文庫本(105mm)だとちょっと幅が足りないので、後ろや前に空間を設けることが必要です。
ディアウォールを2本ずつ、計4本使って奥行自由な棚板を作る
ディアウォールを棚板の厚み分幅を取って2本、2本と並べれば、好きな幅で棚を作ることができます。
奥行の幅が自由な棚を作るだけでなく、4本(もしくはそれ以上)で棚を支えるため、丈夫な棚を作ることができます。
作り方次第ではキャットタワー(キャットウォーク)なども作れそうですね。
ディアウォール2本にL字金具で棚を作る
L字の棚受金具を活用することで、より安価に棚板を作ることができます。ディアウォールで作った柱にL字金具を付けて、その上に棚板を乗せる、というイメージです。
ディアウォールでパーティションや壁、ドア、ゲートも作れる
2本のディアウォールを使うことによって、簡単にパーティションを作ることもできます。
同じ理屈でベビーゲート(ベビーフェンス)やドッグゲート、簡易的なドア等も作れます。
複数組み合わせることで壁も作れます。賃貸でも持ち家でも簡単に壁を作ることができますので、生活環境に合わせて壁の取り外しや移動ができます。
ディアウォールを使うことの利点は?
ディアウォールは賃貸でも使える
ディアウォールは賃貸でも柱や棚を作ることができます。
賃貸は収納に限りがあります。大型の家具を持ち込むのも手間ですし、引越しを考えると、簡単に持ち運びができるものがいいですよね。
ディアウォールは取り付けも取り外しも簡単です。難しすぎる構造の棚を作らなければ、引っ越しもそんなに面倒ではないと思います。
壁に穴を開けなくていい
何よりの利点は、壁に穴を開けないことです。
賃貸で一番困るのは、ちょっとしたものに穴を開けることができない点です。
カレンダーを引っ掛けるにしても、時計を掛けるにしても、「ちょっと穴を開けられればこんなに頭を悩ませないのに…」という点がいくつも出てきます。
ディアウォールがあれば、2×4の柱材ができますので、「ちょっと穴を開けたい」という欲求を解消してくれます。ポスターもカレンダーも時計も引っ掛けられますし、使い方次第ではハンガーラックや帽子かけとしても使えます。
自分にぴったりの壁面収納や柱を作ることができる
柱としてではなく、収納としても使えるのがディアウォールの利点です。ディアウォールとディアウォールの間に2×4の板を置けば簡単に棚ができますし、やろうと思えば複雑な棚を作ることもできるのです。
ディアウォールの注意点は?
耐震補強ではない
ディアウォールのパッケージにも書かれていますが、耐震補強を目的としての使用はできません。突っ張っている分、地震には強そうですが、あくまでもそういう目的での使用はできません。
塗装にこだわると通常の壁面収納より高くつく
ディアウォールで柱を1本作る場合、2×4の木材(600円程度)+ディアウォール本体(800円程度)で1,400円程度が最安値だと思います。
棚を作る際には最低でもこのセットが2セット(2,800円)に棚板(200円程度)で最安でも3,000円程度かかります。
こうやってみると、棚板を増やしたり、複雑な構造の棚・壁面収納を作ろうと思うと、どんどん値段が跳ね上がり、最終的には既製品を買った方が安かった、ということにもなりかねません。塗装をこだわれば更に値段も上がります。
例えば下記の突っ張りパーテーションであれば4,500円程度ですし、75cmの壁面収納であれば8,000円以内で購入もできます。
傷つきにくいが傷つくこともある
傷つきにくいのがディアウォールの売りですが、位置合わせの際にズレて壁紙が僅かに剥がれる、ということはあります。
また、2×4材で長さも必要ですので、この木材を持ち運んでいる間に壁紙に傷がつく、ということも多いにあります。
ディアウォールを使ったDIY・リメイクアイテム
ディアウォールを買うのはどこがいい?
おすすめはAmazonで900円を切ったときです。
私はホームセンターで購入しましたが、1,200円ほどでした。特に壁面収納を作る際は、ディアウォールで柱を何本も作る必要があるので、400円は大きいです。
また、ホームセンターで2×4材を買っても家まで持ち帰る手段がない、という方は、下記のようなセット販売もあります。